フェイスブックがシンガポールにデータセンターを建設へ、1千億円を投資

インターネット交流サイトの米フェイスブックは9月6日、世界で15番目、アジアで初のデータセンターをシンガポールに設けると発表した。投資額は14億Sドル（1,145億円）で、ジュロンのタンジョン・クリンに建設する。

データセンターの営業開始は2022年を予定している。建物はその時には完成しておらず、その後数年をかける。11階建てで、延べ床面積は17万平方メートル。

穴の開いた軽量素材を建物の前面に使用し、外気を取り込む。外部から内部の設備を垣間見ることができる。電力は全て再生可能エネルギーで賄う。

また同社のデータセンターとして初めて、水、電力消費を最小限に抑える冷却システムを採用する。

建設を受注したのは、同社のデータセンター建設で実績がある米フォーティス・コンストラクション。既にシンガポールに事務所を開設しており、エンジニアリング、情報技術（IT）分野の職員を募集している。

現在のフェイスブックのシンガポール社員は1,000人余り。データセンター開設で数百人の雇用機会が生じるという。

グーグルも最近、シンガポール3つ目のデータセンターを建設すると発表していた。域内における利用者の急増に対応する。