シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPシンガポール、7月のコアインフレは4年来の高水準、ガス・電気値上...

経済

2018年8月27日

シンガポール、7月のコアインフレは4年来の高水準、ガス・電気値上がりが原因

統計局が8月23日発表した7月の消費者物価指数(CPI)は前月と同じ0.6%の上昇だったが、CPIから住宅賃借費、自家用車所有にかかわる経費を除いた、より生活実感に近いコアインフレは1.9%の上昇で、2%だった2014年8月以来の高水準だった。

 

電気・ガス料金の値上げ(12.7%)が主因。CPI構成品目のうち食品価格は1.5%の上昇だった。

 

住宅賃借費は3%下落。自家用車所有にかかわる経費は0.2%の下落だった。住宅賃借費は、公営住宅など住宅を所有する国民世帯がその住宅を賃貸していると想定して算入している経費。

 

シンガポール金融管理庁(MAS)と通産省は、CPI統計を説明するための共同声明で、原油価格、海外食品価格の上昇で輸入インフレは緩やかに上昇するとの予想を示した。コアインフレもこの先、1.5~2%の範囲での推移が予想されるという。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPシンガポール、7月のコアインフレは4年来の高水準、ガス・電気値上...