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経済

2018年8月16日

シンガポール7月の民間住宅販売戸数、16カ月ぶりの高水準

住宅開発業者が売り出した7月の民間住宅の販売戸数は1,724戸と、前月の2.6倍、前年同月比で55%増という数で、16カ月ぶりの高水準だった。

 

政府が8月6日付で、買い手負担の印紙税の率を引き上げ、融資上限も引き下げると発表した8月5日、3件の住宅プロジェクトが急きょ売り出され、購入予定者が殺到し契約書を交わした結果だ。

 

このため8月の民間住宅販売は減少が予想されている。不動産など高額商品の買い物を中国系住民が控える中元節も下旬から始まる。

 

年内に売り出しが予定されている住宅プロジェクトは15〜20件で、ジョーンズ・ラング・ラサール(JLL)はこの先年内、毎月の販売戸数は抑制されると予想している。

 

7月の成約が多かったのは、ホーガンのリバーフロント・レジデンシズ(成約戸数は628戸、価格の中央値は1平方フィート1,307Sドル(約10億5,000万円))、ウッドレーMRT駅に隣接するパーク・コロニアル(同429戸、1,756Sドル(約14億1,000万円))、クイーンズタウンMRT近くのスターリング・レジデンシズ(同339戸、1,746Sドル)。3件で1,396戸と7月全体の81%を占めた。

 

購入規制が強化された後も最も売れたのは同3件の住宅で、値ごろ感が好感されたようだ。

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