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社会

2018年8月16日

マレーシアは中国人ハッカーの標的に、サイバーセキュリティー業者

【クアラルンプール】サイバーセキュリティー会社、ファイアアイのサンドラ・ジョイス氏は8月15日の記者会見で、中国政府が後ろ盾のハッカーグループがマレーシア企業や政府機関をサイバー攻撃の標的にしている可能性があると語った。

 

ジョイス氏によると、中国を拠点とするサイバーグループは、中国の提唱になる一帯一路計画に関する情報収集を図っており、東南アジア全域で情報収集のための諜報活動が増えている兆候があるという。

 

マレーシアはマハティール政権になってから中国企業が関わる複数のインフラ事業を見直しており、ジョイス氏は「中国人ハッカーグループは、それらの事業の先行きどうなるかの情報を得ようとする」と述べた。

 

マレーシア政府は、東海岸の港湾と西海岸のポートクランを結ぶ鉄道など3件のプロジェクトの凍結を発表しており、8月17日に訪中するマハティール首相は契約の見直しを提案するとみられる。

 

出典;ザ・サン、ニュー・ストレーツ・タイムズ

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