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経済

2018年8月6日

「創業時のデジタル化を中小企業に望む」、エンタープライズ・シンガポール長官

中小企業支援と海外進出奨励の2機関を統合したエンタープライズ・シンガポール(ESG)の初代長官に就任したピーター・オン氏は中小企業における業務のデジタル化を強力に後押しする意向を表明した。

 

新設の零細企業に対し、会計、人事、在庫管理などをデジタル化するための支援を来年初頭から行う計画だ。巨額の初期投資が不要な、デジタルソリューションをわずかばかりの月額料金で利用できる手法の導入を考えており、ソリューションを提供できる業者を捜している。

 

年商が100万Sドル(約8,100万円)以下の小規模企業は事業体の80%を占めており、こうした企業のデジタル化を支援する。

 

デジタルソリューションにより日々の業務のわずらわしさが解決されれば、企業は技術革新、海外進出という企業の将来にとり重要な課題に注力できるという。

 

ESGは業界団体、商工会議所の育成にも乗り出す。技術研修、企業間ネットワークの構築、使節団派遣による海外での機会模索で、これらの団体は大きな役割を果たせるためだ。

 

オン氏はまた、技術革新と国際化は別々のものではなく、シンガポールの市場規模を考えれば海外進出は欠かせず、他社と同じようなものを販売していては海外での成功はおぼつかないと述べた。

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