シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPシンガポール、チャンギ空港第4ターミナル、開所式を開催

経済

2018年8月6日

シンガポール、チャンギ空港第4ターミナル、開所式を開催

チャンギ国際空港で8月3日、コー・ブンワン運輸相(インフラ担当調整相兼任)が出席し第4ターミナルの開所式が行われた。

 

コー氏は、需要を先取りし施設を建設してきたため、チャンギ空港は競争を生き残ってきたと述べた。

 

さらに「施設を建設すれば旅客は来るという単純なものではない。航空産業は予測不能で、燃料油価格の上昇や政府の介入といった阻害要因もあり、常に障害を予見し、必要に応じ戦略的変更を恐れないことが成功の鍵だ」と述べた。

 

第4ターミナルは建設に4年を要した。開業は昨年10月末。これでチャンギ空港の旅客取り扱い能力は年間8,200万人になった。昨年の利用客は6,220万人と過去最多で、今年はこれを更新する見通しだ。

 

空港運営会社、チャンギ・エアポート・グループ(CAG)会長で、空港開発に1975年からかかわってきたリュー・ムンリョン氏は「供給が需要を創出する」との考えから、懐疑的なエコノミストの意見には耳を貸さず旅客取り扱い能力の増強を図った。チャンギ空港が開業した1981年のチャンギとパヤレバ空港の利用旅客数は800万人だったが、2004年には同3,000万人の目標を予定より早く達成した。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPシンガポール、チャンギ空港第4ターミナル、開所式を開催