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経済

2018年8月1日

クラウドファンディングのファンデッドヒア、私的証取を開設

クラウドファンディングプラットフォームを運営するファンデッドヒアが7月31日、私的な証券取引所「ファンデッドエックス」を開設した。東南アジアを拠点とするスタートアップ、株式非公開会社の株の取引を仲介する。

 

ファンデッドヒア共同創業者のダニエル・リン氏によると、非公開会社の株を所有すると、新規株式公開(IPO)でもないと売却、現金化できないという懸念があり流動性が問題だ。

 

リン氏は「人は常に株を処分したいと思っている。ファンデッドエックスはそうした株を売却できる場だ」と語った。

 

ファンデッドヒアは、企業価値が3,000万Sドル(約24億5,000万円)超の、急成長が見込める新興企業の株を扱う。代表例がグラブやオンラインファンション衣料店のラブ・ボニートーで、シンガポールに20社ほど存在するという。

 

ファンデッドヒアは資本市場免許を持っており、ファンデッドエックスの運営も業務の延長のため免許の範囲内と考えている。

 

メディア大手シンガポール・プレス・ホールディングス(SPH)の投資部門、SPHベンチャーズはファンデッドエックスを、素晴らしいアイデアと評価している。

 

取引所に株を売却できるのは元社員、初期段階の投資家、ストックオプションを与えられている社員で、購入できるのは一定の金融資産を持つ投資家および機関投資家。

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