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経済

2018年8月1日

シンガポール、電気自動車のタクシー会社に本免許、100台以上で運営へ

運行車両がすべて電気自動車のタクシー会社、HDTシンガポール・タクシー(HDTT)は7月31日、陸運庁(LTA)からタクシー運営業者としての本免許を交付された。現在、100台で営業しているが、2022年末までに少なくとも800台体制にしなければならない。

 

HDTTは2年間、仮免許で営業してきた。すべて電気自動車という経営モデルが持続可能かをLTAが判断するためだ。

 

タクシー業界は、グラブなど配車サービスの参入で客を奪われ、保有台数を大幅に減らしたが、米系ウーバーの撤退で息つく余裕ができたようだ。

 

個人ハイヤー業に参入したドライバーも、職業免許の枠組みができてから多数が撤退しており、シンガポール国立大学(NUS)の運輸問題研究者、リー・ダーホーン氏によると、タクシー会社は先行きを楽観しているようだ。

 

HDTTは電気自動車タクシーのため政府支援を受け、税免除を受けてきた。しかし本免許になったことで免除は受けられなくなる。

 

中国の電気自動車メーカー、比亜迪(BYD)の車両を利用しており、来年6月までに100台を追加配備する。

 

タクシー会社は運転手免許を持つ者に車両を貸すシステムが一般的だが、HDTTは運転手を社員として雇用する経営方式を採用している。初任給は月1,900Sドル(約15万5,000円)。

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