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経済

2018年7月31日

シンガポール、社内指導官を育成する国立センターを設立、実地訓練を後押し

職場で社員を実地に訓練する指導官を育成するシンガポールの中核的研究機関「国立職場学習研究センター(Nace)」が設立された。

 

発表に当たったオン・イエクン教育相は「実地での訓練、学習は社員の技能、知識の引き上げで最高のやり方だ」と述べた。この先5年間で1,000社の利用を見込んでいる。

 

指導官育成に要する経費について、企業はスキルズフューチャー・シンガポールに助成金を申請できる。受給額は、中小企業の場合、経費の最大90%で、中小企業以外は同70%。

 

オン氏は「多くの企業は社員を訓練する能力、余裕がない。毎日の業務に忙殺されているのが現状で、社員に訓練を施す時間がない。持続可能な状況とは言えない」と語った。

 

Naceでは技術専門学校の南洋ポリテクニックが中心になって、指導官育成を希望する企業に合った訓練プランをアドバイスする。どのような技術、経験が必要かを明らかにし、実地訓練内容を策定する。

 

Naceには職業教育で名声の高いスイス連邦職業教育研究所とドイツ商工会議所が協力し、最善と思われる慣行をアドバイスする。

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