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経済

2018年7月18日

シンガポール、デザイナー・オブ・ザ・イヤーに初の女性受賞者

大統領デザイン賞の受賞者の1人に、シンガポールを代表する設計事務所DPアーキテクツのアンジェリーン・チャン最高経営責任者が選ばれた。同賞を女性が受賞したのは初めて。7月17日にイスタナ(首相府・大統領府所在地)で授賞式が行われた。

 

デザイン賞は国内最高の設計・意匠賞。設計内容だけでなく、設計がどのような影響を及ぼしたかの結果面を重視しているのが特徴だ。

 

もう1人の受賞者はハンス・タン事務所のハンス・タン氏。ほかに9件のプロジェクトがデザイン・オブ・ザ・イヤー賞に輝いた。

 

チャン氏は26年間、設計の仕事に携わっており、かかわった仕事ではリバプリック・ポリテクニックなど2件がデザイン・オブ・ザ・イヤー賞を受賞している。受賞インタビューで「設計、創造的作業に性差は関係ない。自分は建築技師と昔から思ってきた」と述べた。

 

デザイン・オブ・ザ・イヤー賞の1つはプラスーン・クマル氏が経営するビリオンブリックスが製作した「ウェザーハイド」。ホームレス用の、組み立てが容易な、持ち運び可能な家族用テントで、女性への配慮を盛り込んだ構造だ。レクリエーション用にも利用されている。

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