シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPシンガポール閣僚の地域社会訪問に新方式、3人が一緒にジュロンを訪...

政治

2018年7月16日

シンガポール閣僚の地域社会訪問に新方式、3人が一緒にジュロンを訪問

オン・イエクン教育相は7月15日、ジョセフィーヌ・テオ人材開発相、ローレンス・ウォン国家開発相ととともに、住民との対話のためジュロン・セントラルを訪問した際、閣僚の地域社会訪問で新方式を取り入れると発表した。以前は閣僚1人が訪問し、地域住民と交流するのが常だったが、新方式では複数の閣僚が一緒に訪問し、住民の多様な声に耳を傾ける。

 

新方式は第4世代の政治指導者のアイデアで、5月に国会会期が再開された際、ヘン・スイーキアット財務相が、社会の多様な層の人と話し合い、アイデアを行動に移す機会を設けると表明していた。

 

7月15日のジュロン・ポイント訪問が新方式での初の試みで、オン氏によると、正式な対話形式のほか、閣僚がコーヒーショップ、あるいはHDB公営住宅団地の床下空間(ボイデデッキ)で気さくに住民に語り掛け、意見を聴くといった交流方法をとるという。

 

オン氏は閣僚の地域社会訪問の調整担当大臣。ジュロン・ポイント訪問では、就学児童を持つ住民は学業や授業料について同氏に語り掛け、求職中の住民はテオ氏に相談し、HDB団地に関する悩みを抱えている住民はウォン氏に語り掛けた。

 

また閣僚同士、地域社会訪問後、メモを交換し、住民が直面する課題の全体的理解に努めるという。

 

ジュロン・ポイントの対話に参加した主婦のアジザ・ブディンさんは「何か問題があれば、閣僚に意見を述べることができる」と新方式への期待を表明した。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPシンガポール閣僚の地域社会訪問に新方式、3人が一緒にジュロンを訪...