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社会

2018年7月11日

シンガポール、包装ごみの届け出義務、21年に前倒し実施

包装の無駄削減を狙いとした国ぐるみの運動推進で、シンガポール政府はスーパーマーケットや輸入業者など包装を使用する業者に当局への届け出を義務付ける措置を1年前倒しで実施する。マサゴス・ズルキフリ環境・水資源相がクリーン環境サミットで明らかにした。

 

包装を使用する事業体は2020年末までに、自社製品に使用している包装の量、および包装の無駄を減らすための計画についてまとめ、21年中に1回目の報告書を提出しなければならない。

 

マサゴス氏は「ブランド権所有者、輸入業者、スーパーマーケットなど大規模小売業者は、使用する包装のタイプと量に関するデータの集積を開始しなければならない」と語った。

 

サミットでシンガポール環境庁(NEA)は「シンガポール包装協定」に参加し、包装の無駄削減で成果を上げた13者を表彰した。ネスレ・シンガポール、ワイルドライフ・リザーブ・シンガポールなどで、4万6,000トンの包装ごみの削減に成功し、1億Sドル(約82億円)の節約を実現したという。

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