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経済

2018年7月4日

シンガポール企業の代金支払い動向、第2四半期はやや悪化

第2四半期の企業の代金支払い動向は、前期よりやや悪化したが、比較的健全な状態を維持した。信用調査機関シンガポール・コマーシャル・クレジット・ビューロー(SCCB)がカバーしている企業の支払い160万件を分析した結果として、情報サービスのD&Bがまとめ発表した。

 

代金の90%超が期限内に支払われた「迅速な支払い」の割合は49.55%で、前期より1.65ポイント低下した。

 

代金の50%以下が期限内に支払われた「延滞」の割合は37.18%で、前期より1.44ポイント上昇した。

 

代金の50~90%が期限内に支払われた「一部支払い」の割合は13.27%で、前期より0.21ポイント改善した。

 

産業セクター別では、サービス業と建設業で「延滞」が改善。製造業、卸売業、小売業で悪化した。

 

「延滞」が最も悪化したのは耐久財を扱う卸売業で、37.59%と4.33ポイントの悪化だった。

 

小売業では、アパレル・アクセサリー、建材、家具・調度の販売業者で「延滞」が増加傾向にある。

 

建設業の「延滞」は前期より1.81ポイント改善したが、47.33%と高水準にとどまっている。

 

製造業ではアパレル、たばこ、ゴム製品メーカーで「延滞」の割合が高まった。

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