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経済

2018年6月29日

シンガポール初の国防技術サミットを開催、戦闘機の性能調査で航空機メーカーと覚書

シンガポール初の国防技術サミットが6月27日から3日間の日程で開催された。外国からの攻撃に対処するための協力関係構築の場で、複数の企業による技術展示もあった。

 

国防技術の開発に当たる国防科学・技術庁(DSTA)は航空機メーカーと協力覚書を締結。国防省は国防技術の研究・開発、試験に関する英国防省との覚書を更新した。

 

技術展示では、香港、中国、日本に拠点を持つセンスタイムが人工知能を利用した画像認証技術を展示。海軍向け艦艇管理システム、ロボット工学技術なども展示された。

 

DSTAはボーイングと覚書を締結。データ分析を活用し、F‐15 などシンガポール空軍が使用している戦闘機、攻撃ヘリの性能を詳細に調べる。DSTAは欧州エアバスとも覚書を締結。工学領域の技術を持ち寄り、データ分析、拡張現実、仮想現実、3次元プリンター技術で協力する。

 

国防省と英国防省との覚書更新では、英側から署名に当たったヒュー・ホワイト氏が、通商ルート防衛などで両国は共通点があると述べた。

 

サミットには17カ国から、政策決定者、兵器産業の関係者、軍人ら400人が参加した。

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