エクソンモービルがシンガポール2工場の操業開始、接着剤など生産

オイルメジャーの米エクソンモービルは6月21日、巨額を投資した2工場の操業を開始した。

1つは接着剤工場で、炭化水素樹脂のエコレッツを生産する。年産能力は9万トンで、世界最大。エコレッツは包装や紙おむつの生産に利用される。もう1つは自動車用タイヤに用いるハロブチルゴムを生産する。年産能力は14万トン。

エクソンモービルの既存工場では2,500人が働いており、2工場で新たに140人を雇用する。事務職も含め同社のシンガポール社員数は4,000人余り。

エクソンモービルは蒸気を利用した柔軟なクラッキング（接触分解）能力を持っており、多様な商品の生産に必要な原料を生産している。