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経済

2018年6月20日

シンガポールSP、電気自動車の充電設備設置で機器・据え付け入札を開始

送電・ガス供給網を運営するSPグループは6月19日、電気自動車向け充電設備入札を開始した。年内に充電ポイントを30カ所、整備する。設置場所は、ショッピングモール、住宅地、ビジネスパーク、工業地域を予定しており、あらゆる電気自動車利用者に開放する。SPは2020年末までには充電ポイントを500まで増やす計画だ。

 

SPは充電設備納入と、機器据え付けの2つの入札を実施する。ウォン・キムイン最高経営責任者は「SPの送電網は全土に行きわたっており、自動車用充電設備の整備はわが社にとり自然な流れ。あらゆる場所でSPの充電設備が利用できるようにする」と語った。

 

500カ所のうち100カ所は急速充電の直流方式を採用する。小型の電気自動車を充電するのに要する時間は30分。残りは機器が低価格で入手できる交流方式で、充電時間は長くかかるが、家庭に設置できる機器方式より3倍速い。

 

このため充電料金は直流方式の方を交流方式より高く設定するが、ガソリン使用より安上がりだという。SPは、充電場所を特定し、料金を決済できるスマホアプリを開発中だ。

 

SPのゴー戦略開発部長は「電気自動車購入を予定している人に共通の不満は、充電スタンドが少ないこと。スタンドが一定数以上で、充電時間を短縮することが電気自動車の普及に必要」と述べた。

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