シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP5月のシンガポール非石油地場輸出は15%増、電子機器は低迷

貿易

2018年6月19日

5月のシンガポール非石油地場輸出は15%増、電子機器は低迷

エンタープライズ・シンガポールが発表した5月の非石油地場輸出(NODX=石油・再輸出を除いた輸出)は169億Sドル(約1兆3,814億円、季節調整値)で、前年同月比15.5%の増加だった。電子機器輸出の低迷を、電子機以外の輸出が補った。

 

電子機器輸出は8%減で、集積回路(IC)、パソコン部品、ダイオード・トランジスタの減少が足を引っ張った。昨年は電子機器輸出が好調で7年来の高水準だったが、その反動もあり、昨年12月から6カ月連続で減少になった。

 

電子機器以外の輸出は26%の増加だった。土木機器部品、調整済み食品、薬剤輸出が増加をけん引した。

 

主要輸出市場のうち、欧州連合(EU)、日本、米国向け輸出は増加。韓国、中国、マレーシア、台湾、タイ向けは減少した。

 

石油貿易、再輸出を含む総貿易は前月比8%増の905億Sドル(約7兆4,000億円)。製造業の先行指標である中間財輸入は58億Sドル(約4,741億円)で、前月より7億Sドル(約572億円)減少した。

 

4月のNODXも前年同月比11.8%増と堅調だったが、UOB銀行のエコノミストは、この水準の増加率は下半期には期待できないとしている。5月の増加は薬剤輸出の急増によるところが大きく、電子機器輸出も引き続き低迷が予想されるためだ。

 

また米中貿易摩擦や米国と他国との貿易摩擦も、貿易依存型経済のシンガポールには望ましくないという。

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