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経済

2018年5月25日

インドネシアのゴージェック、シンガポール参入を表明

インドネシアの配車サービス「ゴージェック」は5月24日、この先4カ月以内に、シンガポール、ベトナム、タイ、フィリピンに進出すると発表した。5億米ドル(約547億1,900万円)を投資するという。ゴージェックの海外進出は初めて。

 

ゴージェックはシンガポールで、米ウーバーの東南アジア業務を吸収した最大手グラブの強力なライバルになる見通しだ。ほかに、インドのジャグノー、マレーシアのダクシー、ブロックチェーン技術のMVLがシンガポール参入の意向を表明している。

 

ゴージェック創業者のナディエム・マカリム最高経営責任者は「消費者は選択肢があることを好むが、シンガポール、ベトナム、タイ、フィリピンでは現在、配車サービスで選択肢は不十分と消費者は感じている」と意欲を示した。

 

現在、進出先予定先の監督当局と折衝を持っているという。ゴージェックはシンガポールのタクシー最大手、コンフォートデルグロと提携交渉を持っているとの情報が伝えられたが、両社ともコメントを回避した。

 

ゴージェックは進出先市場でまず配車サービスを提供するが、後の段階で調理済み食品の配達、住宅清掃サービスなども提供する計画だ。2月に15億米ドル(約1,650億円)の資金を調達した。出資者にはシンガポール国営投資会社のテマセクや、米グーグル、中国系テンセント(騰訊)が含まれる。

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