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経済

2018年5月14日

シンガポール、ウッドランズにカンポン、西部には森の町、HDBが開発

住宅開発庁(HDB)は北部ウッドランズで、国内初の高齢者向け集合住宅の「カンポン・アドミラルティー」を開所。西部ジュロン近隣の、軍事演習場があったテンガーでは木々に囲まれたニュータウン「森の町テンガー」で建設する住宅の第一弾、1,500戸の売り出しを開始する。

 

カンポン・アドミラルティーは昔の集落をコンセプトに取り入れた11階建て住宅で、HDBとして初めて、保育所と高齢者向け施設を併設した。世代間交流を促すためで、リー・シェンロン首相は式典で、ほかの地域にも同様の「カンポン」を建設すると表明した。高齢になっても、活動的で、意義ある生活を国民に送ってもらうためだ。

 

医療施設、運動などができる屋根付きプラザ、屋上農園を整備した。住宅は1部屋タイプが100戸で、手すり、スロープ式床、大きめのスイッチなど高齢者を配慮した造りにした。

 

テンガーは北東部のポンゴル以来、20数年ぶりのニュータウン開発。クランジ高速道路、パンアイランド高速道路、ブキバト・ロードに囲まれた地域で、自然の樹木、低木を生かしたニュータウンにする。住宅の屋上も全て緑化する。中心部は自動車の乗り入れを禁止する。

 

開発に20年をかけ、HDB住宅3万戸を建設する。民間住宅も1万2,000戸の建設を想定している。現在は交通の便が良くないが、2026年から順次開業するMRTジュロン地域線が利用できる。

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