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社会

2018年5月2日

シンガポール、個人移動機器の利用方法を規定した新法、5月1日付で施行

陸運庁(LTA)は5月1日、同日付で活動的モービリティー法を施行したと発表した。キックスクーターなど一人乗り個人移動機器(PMD)、LTA認定の電動アシスト自転車、電動式車椅子、高齢者向け一人乗り電動車両など移動支援機器について、大きさ、利用できる場所、最高速度を定めた法律で、違反の場合は罰金・禁錮刑の対象となる。

 

同法は昨年1月、国会を通過したが、施行時期について政府は言明しなかった。しかし無謀運転が増えていることから、施行に踏み切った。

 

キックスクーター、電動スクーター、ホーバーボードなどPMDは歩道、自転車・PMD共用道路での利用が可能で、最高時速は25キロ。一般道路では使用できない。

 

電動アシスト自転車は、自転車・PMD共用道路と一般道での使用が可能だが、歩道への乗り入れはできない。従来型自転車は歩道、一般道での使用も可能だ。

 

歩道での移動機器の最高速度は15キロ。事故の際のけがを最小限に抑えるため、機器の重量は20キロ以下、幅は70センチ以下とする。

 

違反に対する罰金は、速度違反が1,000Sドル(約8万2,000円)、当て逃げ・ひき逃げが3,000Sドル(約25万円)、基準違反の機器の使用が5,000Sドル(約41万円)。罰金が払えない場合は禁錮刑(3カ月~1年)が科せられる。

 

機器販売業者にも、基準を満たさない機器の展示、販売に罰金(最高5,000Sドル)を科す。

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