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経済

2018年5月2日

シンガポール、ベドックとローワ―・パース貯水池にもソーラーパネル

水道事業を担う公益事業庁(PUB)は東部ベドック貯水池と北東部ローワ―・セレター貯水池にソーラーパネルを設置することを決め、エンジニアリング調査のための入札を開始した。西部テンゲー貯水池と中央部アッパー・パース貯水池ではソーラーパネル設置のための調査が既に進行中だ。

 

水道事業は、原水のくみ上げから上水の生産、廃水処理、ニューウォーター生産、海水の淡水化などすべての過程で電力を必要とする。建物の屋上や貯水池にソーラーパネルを設置することで、送電網から供給される電力の消費を減らし、温室効果ガスの排出削減につなげる。PUBはベドック浄水場の屋上にもソーラーパネルを設置する。

 

送電網電力の95%はガス火力発電で生産されている。天然ガスは化石燃料のうちで最もクリーンとされるが、それでも燃焼するなかで温室効果ガスが生産される。

 

両貯水池で太陽光発電を行うことで、PUBは年間1.3キロトンの二酸化炭素排出を削減できる見通しだ。

 

パネル設置面積はローワ―・セレターが1ヘクタール、ベドックが1.5ヘクタールで、それぞれ水面の2%以下。水上活動が行われる場所から離して設置する。

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