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社会

2018年4月19日

シンガポール、外国人労働者政策は当面変更しない=ヘン財務相

ヘン・スイーキアット財務相は4月18日の会見で、外国人労働者政策について、雇用を厳しく規制する現行政策を当面維持するが、長期的には見直すと表明した。

 

ヘン氏は「国民の能力開発を今後も優先する。これを、よく管理された方法で、優れた外国人の採用を認めることで補う」と語った。

 

外国人労働者政策の性急な見直しは行わない。ヘン氏は「現在行っている努力を継続しなければ、機械と人間の置換は起こらない。低賃金で外国人労働者を雇用できれば、だれも機械投資をしようとは思わない」と述べた。

 

産業界では、特に成長著しいサイバーセキュリティー、人工知能(AI)、データ分析の領域における人材不足が懸念材料だ。こうした問題について政府は短期的措置として「能力移転プログラム」を導入し、技術移転目的に外国人専門家を招へいする企業への支援を行っている。

 

ヘン氏はさらに「長期的に外国人労働者政策は見直すが、政策変更が近い将来行われると受け取られるような間違った合図は慎む。企業に対する生産性向上圧力がなくなってしまうからだ」と語った。

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