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経済

2018年4月19日

シンガポール、産業転換計画で産業部門をグループ分け、グループ内協力を推進

ヘン・スイーキアット財務相は4月18日、記者会見を開き、国内産業をレベルアップする産業転換計画で、23部門に対する転換マップの策定が終わったことから、6つのクラスター(集団)に分け、クラスター内協力を推進すると発表した。テクノロジー、イノベーション、起業の3領域でアジア、世界におけるシンガポールの存在感を高める。

 

クラスターは、製造、構築環境、貿易・接続性、必須国内サービス、近代的サービス、ライフスタイルの6つ。構築環境とは、自然と構築物(建築物やインフラ)と人間との関わりによって生まれる生活をとりまく環境を指す。

 

クラスターごとに、技術革新推進、能力強化、連携奨励のための計画作りに当たる委員会を設けた。閣僚と民間企業首脳らが共同議長として作業に当たる。

 

ライフスタイル群ではホテル業と飲食業の協業を推進し、国際イベントや会議のシンガポール誘致を図る。

 

ヘン氏はホーカーセンターを例に取り上げ、各店舗は競争関係にありつつも協力関係にもあるとの視点から、全体として多様な食事が楽しめるセンター作りを進めると説明した。

 

構築環境郡ではデスモンド・リー第2国家開発相が、ほかの郡では上級閣外相が共同議長に任命された。

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