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経済

2018年4月10日

岐路に立つショッピングモール、首都圏では供給過剰も

【クアラルンプール】常に変化を続ける小売業では客の心をつかむため戦略の転換が求められており、建物を構え、セールの看板を出すといった旧来型の売り込みは昔ほど効果を期待できない。勢いを増しているのがオンライン商店。購入する側には便利さが魅力で、商店にとっても経費が比較的かからないのが利点だ。

 

ショッピングモールの方も、単なる商品販売からの脱却を図っている。サンウェイ・ショッピング・モールズのケビン・タン最高執行責任者は「モールは買い物だけの場から、余暇を過ごしたり、恋人同士が食事をしたりする場に変容している」と語った。

 

28モールズ・ドットコムのフィオネ・タン最高経営責任者は、消費者はネット上から大量の情報を得ており、次世代の小売業は商店を保持しつつ、オンラインなど新技術を融合させたものになると予想している。

 

米国ではショッピングセンターの廃業が相次いでいるが、マレーシア首都圏では4件の大型ショッピングモールがこの先数年中に完成の予定で、テナント誘致競争がし烈になる見通しだ。

 

出典;マレーシアン・リザーブ

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