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金融

2018年4月2日

中銀にサイバー攻撃、偽造のSWIFTメッセージで

【クアラルンプール】中央銀行バンク・ネガラ(BNM)は3月29日、偽造の国際銀行間通信協会(SWIFT)メッセージを使ったサイバー攻撃による資金移転の試みがあったが、直ちに探知し、ほかの国の中央銀行や金融機関の協力の下、不法移転を阻止したと発表した。

 

SWIFTは金融機関間の国際通信ネットワークを運営する団体で、外為、送金など国際金融業務に基幹インフラを提供している。

 

BNMによると、このインシデントによる資金の流出はなく、BNMが管理するほかの決済システムへの影響もなかったという。

 

金融機関に対するサイバー攻撃は散発的に起こっており、バングラデシュ銀行は2016年2月、ニューヨーク連銀の口座からハッカーにより8,100万米ドル(約86億616万円)を奪われた。今年2月にはロシア中央銀行が、SWIFTシステムを使った攻撃で同国の銀行から3億ルーブル(約5億5,703万円)余りが盗まれたと発表していた。

 

出典;マレーシアBIZナビ

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