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経済

2018年3月1日

シンガポール、エグゼクティブコンドミニアム用地、驚愕の応札額

エグゼクティブコンドミニアム(EC)開発用地入札が行われ、応募した17チームがすべて、EC用地入札に対する応募額の過去最高を上回るという過熱ぶりだった。

 

 一番札を入れたのはシティー・デベロップメンツ(CDL)とTIDレジデンシャルの共同企業体。TIDはCDL親会社のホンリョンと三井不動産の合弁会社。

 

 土地面積は2.7ヘクタールで、北東部ポンゴルのスマン・ウオークにある。最多820戸の住宅開発が可能だ。

 

 応札額は約5億Sドル(約406億円)で、開発後の床面積(平方フィート当たり)に換算すると583Sドル(約4.7万円)で、過去最高を更新した。2位はシンジャン・リアルティーの4億8,600万Sドル(約394億円)。ほかに、中国企業、マレーシア企業が参加する連合体も応募した。

 

 スマン・ウオークの土地は昨年、入札にかけられた唯一のEC用地。直近のEC用地入札は2016年8月のアンカーベール・レーンの土地で、落札価格は床面積当たり355Sドル(約2.9万円)。

 

 1年半、EC用地入札がなかったとの品薄感と、民間住宅市況が上向いていることから、開発業者は「驚きの」強気応札に出たとの分析を、不動産仲介のJLLは示した。

 

 スマン・ウオークは鉄道駅、バスインターチェンジに近く、海峡に面しているという特徴を生かした開発が可能だ。

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