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社会

2018年2月7日

シンガポール、空港第5ターミナル建設資金、新税導入を再考

政府はチャンギ国際空港第5ターミナル建設資金を、出国者に課す予定の新税で賄う計画だったが、再考する。

 

シンガポール航空ショー関連行事に出席のため来訪した、国際航空運送協会(IATA)のアレクサンドル・ドゥ・ジュニアック事務総長が2月5日「こうした事前積み立てにIATAとしては賛成できない。この件についてシンガポール当局と対話を重ねており、われわれの主張は変えない」と表明した。

 

新税導入について政府からの正式発表はなく、ストレーツ・タイムズ紙が先月、第5ターミナルとチャンギ・イースト建設資金に充当するため、出国税(1人10~15Sドル(約830~1,240円))が旅客に課せられる可能性があると報じていた。

 

この件についてプリタム・シン労働党議員が政府としての立場をただしたのに対し、インドラニー・ラジャ上級閣外相(財務担当)は「ほかの資金調達方法を排除していない」と、出国税導入を検討していたことを政府として初めて認めた。

 

ただ「最も望ましい資金調達方法を模索する」と述べるにとどまり、具体的内容には踏み込まなかった。

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