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社会

2018年1月23日

シンガポール、NTU/クリーンテク団地間で電気バスをシャトル運行

南洋理工大学大学(NTU)と電気自動車シェアリングの仏系ブルーSGは、電気でのみ動くバス(乗客定員22人)の試験運行を下半期に開始すると発表した。

 

 走行距離は1キロで、NTUの学生寮と、ジュロン・イノベーション地区にあるクリーンテク・ワン・ビル間を運行する。工業団地運営機関のJTCが運営するビルで、省エネ、環境技術の開発などに携わる企業が入居している。

 

 停留所には充電設備を整備する。充電時間は20秒という短さで乗客の乗降中に充電する。1回の充電で2キロの走行が可能。バックアップ電気では30キロ走行できる。運営経費は路面電車の5分の1~10分の1。軌道、架空電線などのインフラが不要なためだ。

 

 熱帯気候での運行、乗客の行動など試験運行で得られた知見を将来的に、自宅から鉄道駅、鉄道駅から自宅など通勤、帰宅時の輸送方法の改善に役立てる。NTUとブルーSGは2年間の協力協定を交わしており、NTUはキャンパス内に電気自動車シェアリングステーションを設けることも検討している。

 

 NTUは持続可能な技術の試験運用でボルボ・バスとも協力協定を交わしており、運転手不要の電気バスを開発する。来年初頭に試験運用を開始する。

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