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経済

2018年1月23日

シンガポール、ポンゴル・ノースにミニシリコンバレー、産学住が融合

テオ・チーヒアン副首相は1月21日、北東部のポンゴル・ノースに開発する「ポンゴル・デジタル地域(PDD)」の基本計画を発表した。シリコンバレーと同様の産業区の開発を目指したもので、工業団地開発・運営機関JCTのビジネスパーク、シンガポール理工大学(SIT)、地域共同体施設(ホーカーセンター、コミュニティークラブなど)で構成し、外縁には公営住宅を建設する。

 

 敷地面積は50ヘクタール。テオ副首相は「PDD開発は漁村だったポンゴルにとり新たな段階。デジタル経済を促進する」と語った。

 

 PDDでは土地利用に融通性を持たせる。SITの研究室、教室をJTCビジネスパーク内に設けることが可能で、SITキャンパス内にJTCの企業向け研究施設を設けることもできる。

 

 基本計画作りに参加している建築設計事務所、ウォハのチャン・イームン取締役は「起業家の才覚と学生の熱気が融合し、素晴らしいアイデアが生まれ、実現に向かう場所」とコメントした。

 

 PDDでは、ごみ収集、冷房、物流を集中的に管理するシステムを導入する。外気温を感知して室内温度を調整する温度自動調整器も採用される見通しだ。

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