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経済

2018年1月12日

シンガポール、今年の建設工事発注、当局は昨年以上を予想

建設業管理庁(BCA)は11日、今年の建設工事発注額は昨年(推定245億Sドル(約2兆521億円))を上回る260億~310億Sドル(約2兆1,778億~2兆5,966億円)になるとの予想を示した。

 

うち公共工事は160億~190億Sドル(約1兆3,402億~1兆5,914億円)(昨年は155億Sドル(約1兆2,983億円))を、民間工事は100億~120億Sドル(約8,376億~1兆51億円)(同90億Sドル(約7,538億円))の発注を予想している。

 

発注が見込まれる工事は、南北コリドー高速道路、MRT(地下鉄・高架鉄道)関連、地下排水路第2期、チャンギ空港第3滑走路、病院、公営住宅、コンドミニアムなど。

 

民間住宅工事は36億Sドル(約3,015億円)の発注が見込めるという。コンドミニアムなど区分所有権住宅の一括売却が多数成立し、跡地での住宅建設が予想されるためだ。

 

BCAは2019~20年の建設発注を年260億~330億Sドル(約2兆1,777億~2兆7,641億円)、21~22年の発注を同280億~350億Sドル(約2兆3,453億~2兆9,316億円)と予想している。

 

デスモンド・リー第2国家開発相によると、今年は59件の組立容易性設計(DFMA)建設の発注が見込めるという。DFMAは製造、組み立ての容易性を考慮した設計で、建設、施設管理の生産性引き上げのため政府は採用を奨励しており、プレハブ建材の多用を促す。またビル情報モデリング(BIM)などデジタル技術の活用も業界に求めている。

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