シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPICOに営業停止命令、証券委が法違反を指摘

経済
金融

2018年1月12日

ICOに営業停止命令、証券委が法違反を指摘

【クアラルンプール】証券委員会(SC)は9日、シンガポールのコピーキャッシュ・ファンデーションに対し、ICO(仮想通貨の発行を伴う資金調達)とそれに関連するすべての営業活動を停止するよう命じた。証券関連法に抵触する可能性があると判断したためだ。このためコピーキャッシュは9日に予定していたICO発表会見を中止した。

 

SCは記者発表で、コピーキャッシュが予定していたICO、および説明会、投資セミナーなど仮想通貨を売り込むためのすべての活動の停止を命じたことを明らかにした。

 

ICOの目論見書に書かれた説明、投資セミナーなどでの説明から、証券関連法に違反している可能性が高いことが判明したという。SCは同時に、ICOには詐欺の危険があるとして投資家に警戒を呼び掛けた。

 

コピーキャッシュは3,000万個のコピーキャッシュ硬貨発行を通じ、1億2,720万米ドル(約145億円)の資金調達を目指していた。

 

出典:ザ・サン、ザ・スター

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPICOに営業停止命令、証券委が法違反を指摘