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社会

2018年1月5日

改定禁煙条例、1日から本格施行

昨年10月1日に発効した改定禁煙条例が1月1日、3カ月の猶予期間の終了をもって本格的に施行された。この3カ月間、シンガポール環境庁(NEA)は違反者に対し口頭による注意にとどめたが、1月からは規則通り、禁煙場所での喫煙に対し最高1,000Sドル(約85,000円)の罰金を科す。

 

 改定条例では公共の場所から5メートル以内での喫煙を禁止している。幼稚園、託児所、および小中学校、ジュニアカレッジ、技術専門校のポリテクニック、技術教育学院の構内から5メートル以内も喫煙は禁止だ。個人営業のハイヤー内、トライショーの乗客、遊覧バス内での喫煙も禁止されている。

 

 これで、喫煙が禁止されている場所は、ショッピングモール、オフィス内、病院、学校、公園、バス停、住宅ビルの共用部分も含め3万2,000カ所余りになった。

 

 シンガポール・ポリテクニック、テマセク・ポリテクニック、シンガポール国立大学(NUS)などは既に構内を全面禁煙にしている。

 

シンガポール・ポリテクニックでは構内で喫煙した者に対し50Sドル(約4,000円)の罰金を科している。また3校とも喫煙者に対しては禁煙プログラムを用意し、喫煙からの卒業を促している。

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