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社会

2018年1月4日

1人乗り移動機器の公道での使用、罰金額を引き上げ

陸運庁(LTA)は15日付で、1人乗り移動支援機器(PMD)を公道で使用した者に対する罰則を厳しくする。違反者が後を絶たないためだ。電動キックボード(エレクトリック・スクーター)、ホバーボード (地面から浮遊し、乗り手が地面を蹴った勢いで前進する乗り物)などPMDは歩道、公園接続道路での使用が可能だが公道での利用は禁止されている。

 

罰金額は1回目の違反が500Sドル(約42,000円)(主要道路の場合)か300Sドル(約25,000円(主要道路以外の道路)。高速道路での利用は起訴対象で、最大2,000Sドル(約170,000円)の罰金か禁錮3カ月、またはその両方が科せられる。再犯の場合、罰金額は最高5,000Sドル(約420,000円)で、禁錮は6カ月。

 

現行の道路交通法では、初犯の場合、使用した道路のタイプに関係なく100Sドル(約8,500円)の罰金が科せられる。電動アシスト自転車は道路での使用が可能だが、高速道路では使用できない。昨年1~11月の間に違反行為で処分された者は月平均40人。

 

PMDの仕様では、自重は20キロ以下、横幅は70センチ以下、制限速度は歩道が時速15キロ、サイクリングロードと公園接続路が25キロとされる。

 

昨年上半期に起こった、電動アシスト自転車、PMDがらみの事故は90件で、4人が死亡、90人がけがをした。電動キックボードで高速道路に乗り入れた者もいる。

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