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金融

2018年1月4日

リンギ相場が16年7月以来の高値に、株価指数は下落

【クアラルンプール】今年最初の取引となった2日の為替相場はリンギ高で、一時1米ドル=4.0175リンギ(約112.04円)と2016年7月以来の高値になった。終値は4.02リンギ(約112.11円)。一方、株価の「粉飾」を目的とした年末の株買い入れで上昇した株価指数FBM・KLCIは14.11ポイント(0.79%)下落した。優良銘柄を中心に利食い売りが見られた。

 

 リンギ値上がりの要因として挙げられるのは、堅調な国内経済、原油価格の上昇、25日の金融政策会合で予想される政策金利の引き上げだ。多くのエコノミストが、年末までに3.9リンギ(約86.17円)のリンギ高になると予想している。

 

 アジアのほかの株式市場は上げ相場で、マレーシアが最悪だった。しかし中国関連銘柄には買いが入った。

 

 外国人投資家にとっては3月から4月の間に予想される総選挙が懸念材料だが、政府系金融機関MIDFの調査部門は、株式市場への資金流入は続き、特に総選挙後が期待できるとみている。

 

出典:ザ・サン、ザ・スター、ベルナマ通信

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