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2018年1月3日

昨年の経済成長率は3.5%、今年はラッフルズ上陸200周年行事を準備

リー・シェンロン首相は12月31日、恒例の新年メッセージを発表し、2017年の国内総生産(GDP)増加率は3.5%と、当初予想の2倍になったと明らかにした。19年はスタンフォード・ラッフルズが上陸して200周年に当たるため記念行事を開催する。今年はこのための準備に取り掛かる。

 

昨年の経済成長が予想以上になった理由としてリー首相は、世界経済が上向いた以外に、国内生産性が向上したことを挙げ「国民は新技術を学び、企業は革新を心掛け、新技術を採用している。これが競争力の維持、また未来への準備となる」と語った。生産性は過去数年、下落が続いたが、17年は3~3.5%改善した。

 

リー首相は国の歴史に触れ「少なくとも700年前にさかのぼる。後々栄光を失ったが、14世紀のシンガポールは海事の中心地だった」と述べた。

 

国会は2月の予算案審議後、休会する。5月に再開する会期では現政権の残りの任期の施政方針を大統領が発表する。リー首相は「第4世代の指導層の考えを多く反映したものになる」と政権移譲を念頭に置いた方針発表になることを示唆した。

 

ラッフルズがセントジョンズ島に上陸したのは1819年1月28日で、リー首相は「ラッフルズがいてシンガポールは英領になり、自由港、近代的都市になった」と功績をたたえた。首相府内に200周年行事推進部を設けた。デスモンド・リー社会・家族開発相、ジョセフィーヌ・テオ首相府相が記念行事を指示・監督する。

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