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金融

2017年10月13日

女性のCPF積立残高、増加率が男性以上に

給与所得者の年金制度である中央積立基金(CPF)の積み立て動向で、過去10年間の積立残高の平均増加率は女性加入者が年8.3%と男性の7.7%を上回った。この結果、CPF積立残高の男女間の差は、2006年の16%から16年は11%に縮小した。

 

シンガポール国立大学(NUS)社会学者のタン・アーンサー氏は、女性も金銭的により余裕のある老後を送れることを意味し、子どもの負担が軽減されるとコメントした。

 

女性の積立残高の増加率の高さは、高賃金の女性労働者が増えたこと、働く女性の割合が高まったことが主な理由だ。シンガポール社会科学大学のカン・スーンホック氏によれば、政府は女性の継続的就労や職場復帰を奨励する措置を講じており、フレックスタイム制も女性の労働を後押している。

 

夫から妻の口座への資金移転も残高の増加に貢献している。昨年、配偶者の口座に余剰資金を移転できる要件が緩和され、約91億円の移転が行われた。うち90%は夫の口座から妻の口座への移転だった。家族間の資金移転は税控除の対象になる。

 

子どもが親、祖父母の口座へ余剰資金を移転できる要件の緩和も予定されている。

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