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建設

2017年10月3日

柵のない開放的コンドミニアム、シンガポール、都市再開発庁が奨励

柵のない、開放的なコンドミニアムがこの先、増える見通しだ。2014年に策定の国土開発計画では、マリーナ・サウス地区を「フェンスのない地域共同体」に指定。住民が地域社会に自然に溶け込むようなデザインを奨励しており、都市再開発庁(URA)は住宅開発業者に、より開放的な設計を促しているようだ。

 

コペンハーゲンでは柵なしの地域社会で成果を上げており、土地が少ない香港では柵のないコンドミニアムが増えている。

 

今のところ、シンガポールで柵のないコンドミニアムは2009年に建造されたブオナ・ビスタの「ワン・ノース・レジデンシズ」のみ。一般市民は屋外広場と1階にある小売店を利用できる。住民のシエナ・ソンさんによれば、主要道路に面していない静かな環境だからできたことと語った。

 

同コンドミニアムが完成後、URAは住宅用地入札で、柵で境界を作らない、透過性のある設計を求めるようになった。最近実施のウエストコースト・ベール用地入札では、既存コンドミニアムに面した南側と東側は壁のような設計にしないこと、との条件を付けた。開発業者は、柵の代わりに木など植物を植え透過性を持たせる考えだ。

 

ただ「排他性、安全性が門のある住宅地の特色で、そうした特権に居住者は金を払う」(シンガポール経営大学のリリー・コン教授)との面もあり、完全に柵なしのコンドミニアムは少数にとどまる見通しだという。

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