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建設

2017年8月30日

中心街外縁部の地下道路網計画が取りやめに

〈シンガポール〉
シンガポール中心街の外縁部を環状に走る全長30キロの地下道路網システム(Surs)計画が取りやめになった。陸運庁(LTA)と都市再開発庁(URA)が共同声明で発表した。

 

Surs計画は市中心部に出入りする車両の増加を前提にしたもので、1980年代後半に打ち出された。建物の下にも道路を建設するため1993年には予定地の上の土地の再開発に規制がかけられ、295件の建造物(うち257件は民間所有)が対象になった。しかし地下鉄、バス網など公共輸送機関が充実され、土地利用政策が変更になったことでSursの必要性がなくなったという。

 

計画取りやめに伴い再開発規制も解除する。予定地だった場所に建つ建造物は通常の再開発が可能になる。LTAとURAは、規制対象だった土地の持ち主を公表していないが、バレスティア、ニュートン、オーチャード、ハブロックなどの一等地が含まれるようだ。

 

地下道路網は陸上交通を地下に移し、地上を別の目的に利用するのが狙いで、好例がマリーナ・セントラル高速道路。外国の都市でもパリ、ブリュッセル、ストックホルムなどは地下道路を都市計画に組み入れている。しかし地下道路は入出路や換気設備などを設置する必要があり、費用が掛かりすぎるという難点がある。

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