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経済

2017年8月10日

創業100年超の企業が活躍、課題は事業継承

〈シンガポール〉
シンガポールで100年超の歴史を持つ企業が少数ながら活動を続けている。こうした企業には一族ビジネスが多く、事業継承も共通の課題のようだ。

 

代表例は、1828年創業のエンジニアリング会社ブーステッド、マレーシア時代を含め137年の歴史を持つ漢方薬のユー・ヤンサン、薬用オイルのリョン・カイフーク・メディカル、タイガーバームのハウパー、建設業のグレートアース、法律サービスのドゥルー・アンド・ネーピア、初代法務総裁の息子2人が創業したブラッデル・ブラザーズ、飲料のヨー・ヒャップセンだ。100年未満だが初代首相お気に入りの仕立屋CYCは1935年の創業。

 

一族ビジネスが多い。課題は事業継承で、優秀な人材を外部から入れることで活力維持を図っている。シンガポール経営大学のアニー・コー氏は、一族経営の事業体はオーナーが株主価値の拡大のみを動機とせず、長期的視野から経営し、目的意識を持っている点が強みだと指摘する。好例がユー・ヤンサンで、4代目のリチャード・ユー氏は10月で経営の第一線から退くが、一族は会社のオーナーであり続ける。同社の遺伝子を保持するためだ。

 

変化への対応も企業として必要で、ヨー・ヒャップセンは「よりヘルシー」な清涼飲料水を商品群に加えた。ユー・ヤンサンは摂取しやすい錠剤、飲料タイプを生産している。

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