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政治

2017年8月9日

課題は就学前教育、糖尿病、スマート国家建設=首相メッセージ

〈シンガポール〉
リー・シェンロン首相は8月9日の独立記念日の国民向けメッセージで、就学前教育の充実、高齢者の糖尿病対策、技術の利用によるスマート国家の建設を今後の最重要課題とすると発表した。メッセージ収録は、国家建設に携わった先人をたたえる記念館の建設予定地であるガーデンズ・バイ・ザ・ベイの東部セクションで行われた。

 

リー首相は「建国に参加した人たちの先見の明の果実を今のシンガポールは享受している」と強調。当時、シンガポールは軍創設、住宅建設、教育、雇用創出など多くの切迫した課題に対処しなければならず、そして現在は経済のレベルアップ、テロ、保護貿易に取り組んでいると述べた。

 

経済面では、今年の国内総生産(GDP)増加率は昨年の2%を上回る2.5%が見込めるという。通産省は11日、第2四半期の経済統計(速報値)を発表する。取り組み課題では、就学前施設(幼稚園、保育園)を増やし、教育の質を上げ、教師のレベルアップを図る。「すべての子どもに人生でよいスタートを切ってほしいため」だという。年齢60歳以上の国民の3分の1近くは糖尿病で、リー首相は、全ての国民は望ましい食事、適切な運動を通じ自らの健康に責任を持つべきと自己責任を求めた。

 

スマート国家の具体例では、キャッシュレス化、行政サービス改善のためのビーグデータ分析で進んでいる国があると指摘。シンガポールはそれらの国から学び、追いつき、追い越すと語った。リー首相は20日に開催の独立記念日大会(ナショナルデー・ラリー)で3点の取り組みについて詳細を説明する。

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