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IT

2017年7月19日

複数の省で不適切なIT管理、支払い遅延も=会計検査報告

〈シンガポール〉

会計検査院は7月18日、業務遂行や予算執行にかかわる省庁、政府機関における不適切行為をまとめた年次報告書を公表した。情報技術(IT)大国のシンガポールだが、複数の省でIT管理に不備があり、重要情報が危険にさらされた。補助金管理でも不備があった。

 

社会・家族開発省では、ITシステムを納入した業者が他人のアカウントを利用し600近くアクセスしていた。出産奨励金、保育手当に関する情報が漏れた可能性がある。国立公園管理局では元職員のアカウントが削除されておらず、退職後も人事・財務システムが利用できる状態だった。

 

元犯罪者の社会復帰を支援するシンガポール更生事業公社(Score)では情報システム管理がずさんで、給与記録への不正アクセスが可能だった。事業発注、権限のない者が署名するという不適切行為もあった。スポーツ活動を監督するスポーツ・シンガポールではサプライヤーへの支払い遅延が299件あった。遅延期間は13.6年。

 

検査院は携帯電話、スマートウオッチなど、スポーツ行事でスポンサーが提供した電子機器の行方も調査。約半分に当たる22Sドル相当の機器の所在が不明だ。保健省は、ン・テンフォン病院の建設に関し、監督スタッフに計408Sドルが、支払いが必要かの確認なく支払われた。しかし不正行為はなかったという。

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