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2017年7月11日

ニーアン賃貸料めぐる上告審、高島屋が勝訴

〈シンガポール〉
オーチャード・ロードの一等地に位置するニーアン・シティーを所有するニーアン・デベロップメント(NAD)と、主要テナントである高島屋との賃貸料をめぐる紛争の上告審で、最高裁に当たる控訴審はNADの上告を退け、高島屋勝訴の判決を言い渡した。

 

高島屋は賃借している5万6,000平方メートルのうち、3万8,000平方メートルをデパート用とし、約1万3,900平方メートルを専門店に転貸している。両者は1993年に20年契約で賃貸契約を結び、高島屋は契約を6回にわたり更新する選択権を得た。賃貸料は5年ごとに見直すという内容だった。

 

2013年に高島屋が選択権を行使した際、ニーアンは賃貸料を1平方フィート当たり8.78Sドル(約700円)から19.83Sドル(約1,600円)へ引き上げることを提案した。

 

高い賃貸料が見込める専門店に転貸する面積を増やせば高島屋は新賃貸料を払うことができる、との考えに基づく提案だったが、これを不服として高島屋が高等裁判所に提訴。高裁は昨年9月、高島屋の主張を認めた。NADはこれを不服として最高裁に上告していた。

 

判決読み上げでスティーブン・チョン裁判官は、高島屋には売り場を調整する選択権が与えられており、NADが可能な限り高い賃料を請求することはこの選択権を損なうと指摘。またNADが望むような、最高の賃貸料を実現するような店舗構成を高島屋は契約上、義務付けられていないとの判断を示した。

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