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国際

2017年6月22日

オフショア脱税に対抗する国際的枠組みに参加、オランダで署名

〈シンガポール〉
シンガポールは6月21日、オフショア脱税に対抗するための多国間の取り決めに参加した。税に関する情報を、取り決めに参加するほかの国と共有するための枠組みで、内国歳入庁(IRAS)幹部がオランダで署名した。

 

この枠組みは「権限ある当局による多国間合意(MCAA)」で、税務に関し金融口座情報を自動的に交換するもの。経済協力開発機構(OECD)が中心になって提言、策定した。

 

MCAAの下、実施されるのは共通報告基準(CRS)と国別報告書(CbC)。CRSは金融口座情報を自動交換する制度で、税務当局者は金融機関を通じ、MCAAに参加する国で口座を保有する者の口座情報(残高、利子、金融資産から生じる収益など)を得ることができる。

 

CbCは多国籍グループの各法人に関し、所在国ごとの報告を求めるもので、課税所得を人為的に減少させる税源浸食や、低税率国などに利益を移転させる利益移転など、現地税制では合法だが、法人税収を著しく減少させる国際的税務プランニングに対抗する。シンガポールは来年、MCAAを実施する。

 

財務省は21日の声明で、香港、スイスを含む主要金融センターとCRS同様の取り決めを締結する方針を示した。

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