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政治

2017年6月19日

故リー氏住宅には遺産的価値、テオ副首相が声明

〈シンガポール〉
故リー・クアンユー氏と家族が住んだ邸宅をめぐるリー・シェンロン首相と妹、弟の争いについて、取り壊し以外の選択肢を検討している閣僚委員会の議長、テオ・チーヒアン副首相は6月17日に声明を出し、歴史的重要性のある資産の公的価値を検討する責任が内閣にあるとの立場を表明。また閣僚委員会の委員を初めて公表した。

 

リー首相の弟で、クアンユー氏の遺言どおり、住宅は取り壊すべきとしているリー・シェンヤン氏が同委員会を「影のある組織」と批判したことについて、テオ副首相は「何も秘密はない」と反論した。

 

現在の住宅の持ち主はシェンヤン氏で、姉のリー・ウェイリン氏が住んでいる。テオ氏は、住宅のほとんどは取り壊す一方、多くの歴史的会談がなされた食堂を残し、遺産センターとすることを委員会として検討していると明らかにした。

 

テオ氏の声明を受けシェンヤン氏はフェイスブックへ投稿。「閣僚委員会の委員を明らかにするよう、1年前から要請してきたが拒否されてきた。今ようやく、副首相は委員会構成を公表した。全員部下で構成されており、委員会自体に欠陥がある」と批判した。

 

クアンユー氏は2011年、著書の出版に際しストレーツ・タイムズ記者との会見で、住宅を博物館にする意見があることに触れ「死後は取り壊しを望んでいる。そう内閣に伝えた」と語っていた。

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