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経済

2017年5月15日

香港上場を検討するシンガポール企業が増加、中国市場に力点

〈シンガポール〉
香港証券取引所への上場を検討するシンガポール企業が増加している。中華圏での存在感を高める狙いがある。

 

マッサージチェアのオシムは昨年、シンガポール取引所(SGX)の上場を廃止したが、V3グループの名称で香港市場に上場する。SGXに上場している生コンのパン・ユナイテッドは中国の港湾部門子会社を香港証取に上場させる。不動産管理の上場企業、LNHは香港への重複上場を検討しているようだ。PwCによると、香港での新規株式公開(IPO)を計画しているシンガポール企業は12社余りとこの1年間で2倍になった。これにはSGX上場企業が含まれる。

 

これらは、中国進出か中国での工場建設を計画している企業で、香港に上場した方が高い認知度を得られるからだ。オシムの場合、シンガポールには26店しかないが、中国本土では172店、香港では35店を展開している。香港市場は流動性が豊富な点も魅力だ。

 

香港市場における昨年のIPOは126件で、IPOを通じた資金調達は計1,953億HKドル(約2兆8,412億円)。SGXは16件で、資金調達額は18億Sドル(約1,454億円)。SGX上場を廃し、香港に上場した企業には、タイム・ウオッチ、台湾系食品メーカーの旺旺集団、ルーエ・ファーマが含まれる。

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