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経済

2017年5月11日

地場大手銀行、資産運用部門が増益の原動力

〈シンガポール〉
地場大手銀行の第1四半期(1~3月)決算が出そろった。3行とも増益で、東南アジア、中国など海外業務と資産運用部門が業績をけん引した。

 

5月9日、決算を発表したOCBC銀行のツイエン最高経営責任者(CEO)は「資産運用部門の収益が極めて良好だった」と語った。同行は資産運用部門子会社を所有しているが、昨年、英バークレイズ銀行のシンガポール、香港の資産・投資運用部門を買収している。

 

OCBCの純利益は前年同期比14%増の9億7,300万Sドル(約790億円、以下全てSドル)。資産運用部門の手数料収入は70%増の2億ドル(約160億円)強で過去最高。これを含めた手数料収入は29%増の4億8,100万ドル(約390億円)。

 

最大手DBSの純利益は1%増の約12億ドル(約970億円)。手数料収入は16%増の6億6,500万ドル(約540億円)で、うち投信販売など資産運用部門の手数料収入は26%増の2億2,200万ドル(約180億円)だった。大華銀行(UOB)の純利益は5.4%増の約8億Sドル(約650億円)。手数料収入は17.5%増の約5億ドル(約400億円)で、資産運用部門がけん引した。

 

貸付残高はDBSが7%増の2,980億ドル(約24兆円)、OCBCが8%増の2,250億ドル(約18兆2,000億円)、UOBが9.4%増の2,290億ドル(約18兆5,000億円)。不良債権比率はそれぞれ1.4%、1.3%、1.5%と安定しつつある。しかし原油価格の低迷が続いているため、顧客である石油・ガス関連企業の業績回復はまだだ。

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