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経済

2017年4月20日

値動き変化の最小単位、SGXが1セントへの拡大を提案

〈シンガポール〉
シンガポール取引所(SGX)が、株価が1Sドル~1.99Sドル(約78~156円)の銘柄60~70種について、ティック(値動き変化の最小単位)を現行の0.5セント(約0.4円)から1セント(約0.8円)に引き上げると提案したことに対し、賛否両論が挙がっている。

 

同価格帯の株取引は少なく、個人投資家の関心は低い。SGXは、価格形成(マーケットメーキング)を促すことになるとの立場から最小単位の拡大を提案した。

 

買い呼び値が1Sドル、売り呼び値が1.005Sドルの株の場合、成り行きで購入を希望する投資家が取引を成立させるためには売り呼び値に0.5セントを上乗せしなければならない。ティックが2倍になれば投資家の上乗せ負担は1セントになる。

 

少数株主の利益保護をうたうシンガポール証券投資家協会(SIAS)のジェラルド会長は「個人投資家の参加を促すのが狙いの提案だが、個人投資家の持ち出しが増える結果を招く」と否定的だ。

 

証券業者の集まりであるシンガポール証券協会(SAS)は提案に賛成で、0.5Sドル~1.99Sドルの銘柄に適用すべきとしている。この場合、対象銘柄は約200になる。証券外務員協会も賛成の立場で、マーケットメーカーの参加意欲を刺激するとコメントした。

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