シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP昨年の損害保険業界、保険料収入は微増の37億ドル

経済

2017年3月15日

昨年の損害保険業界、保険料収入は微増の37億ドル

〈シンガポール〉
シンガポール損害保険協会(GIA)は3月14日、昨年の業界としての収支を発表した。経済の成熟化に伴い成長率は鈍化したという。

 

保険料収入は前年比0.6%増の37億Sドル(約3,000億円)とわずかな増加だった。引受利益は17%減の2億5,800万Sドル(約210億円)で、損害率(保険料に対する、被保険者に支払った額の割合)は49.2%と前年並みだった。オフショア保険部門では保険料収入は40%増の19億Sドル(約1,540億円)だったが、引受損失は1,910万Sドル(約16億円)で、8.5%増加した。

 

最大の部門である自動車保険の保険料は微増の11億5,000万Sドル(約930億円)。損害率は53.9%に2ポイント改善した。事故数は増加したが、保険金請求は8.5%減の約49万Sドル(約4,000万円)だった。保険金請求管理が奏功した。引受利益は28%減の8,740万Sドル(約71億円)。保険料の平均額は1,202Sドル(約10万円)だった。医療保険の保険料収入は16%増の約5億Sドル(約400億円)だったが、損害率が65.8%から73.4%に上昇し、1,870万Sドル(約15億円)の引受損失を出した。

 

火災保険と個人障害保険は保険料、引受利益とも増加した。海洋貨物、船体は引受損失が770万Sドル(約6億円)に拡大した。労災保険の保険料収入は9%減の3億5,250万Sドル(約290億円)。民間建設需要の低迷が響いた。引受利益は34%減の2,470万Sドル(約20億円)。

 

損保業界は自動車保険の領域で詐欺的請求に取り組んでおり、旅行保険でも取り組みを始める。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP昨年の損害保険業界、保険料収入は微増の37億ドル