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社会

2017年3月7日

デング熱ワクチン、今週中に処方を開始

〈シンガポール〉
世界初のデング熱ワクチン「Dengvaxia」のシンガポールでの提供が今週中に開始される。製造者はサノフィパスツールで、24回の臨床試験で4万1,000人から所見を得た。

 

シンガポール健康科学庁(HSA)は便益・リスク調査を7ヵ月という短期間で行い、昨年10月、12歳から45歳までの者への使用を許可した。同ワクチンはインドネシアなど流行地域の9~45歳用に承認登録されたが、子ども、老人に対する効果は薄いため、シンガポールでは対象年齢を12歳からとした。

 

同ワクチンの感染防止効果は60%で、重症型デング熱については84%。2種の血清型(Den 3とDen 4)に対し効果が高い。しかしシンガポールで一般的な血清型はDen 1とDen 2で、防止効果は43~45%と低い。

 

HSAは、同ワクチンは実地治療、経費面からシンガポールでは効果的なデング熱対策ではないとの立場で、ワクチン補助は行わず、国民医療保険メディセーブの利用も認めない。

 

ワクチンは6ヵ月ごとに3回接種する。ワクチンの効果が何年続くかはわかっていない。シンガポールでは昨年、1万3,000人が感染したが、今年は少なく、これまでの感染者数は600人弱。

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