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経済

2017年2月15日

金融会社規制を緩和、無担保融資や外資による買収を許容

〈シンガポール〉

シンガポール金融管理庁(MAS=中央銀行)は2月14日、金融会社に対する規制を緩和すると発表した。中小企業が無担保で資金を金融会社から取り入れやすい環境を整備する。

 

中小企業金融を中核事業として継続するとの前提で、外資による金融会社の買収・合併を容認する。中小企業は18万8,000社を数え、労働者の3分の2を雇用する経済の背骨。

 

金融会社として営業しているのはホンリョン・ファイナンス、シング・インベストメンツ・アンド・ファイナンス、シンガプラ・ファイナンスの3社。シング・インベストメンツのリー最高経営責任者は「制約があるためビジネスモデルは古いままで、祖父の代から変わっていない。規制緩和を歓迎する」と表明した。

 

金融会社の無担保融資上限を資本金の10%から25%に引き上げる。この結果、3社合計で5億5,000万Sドル(約440億円)の無担保融資が可能になる。単一の借り手に対する無担保融資の上限を5,000Sドル(約40万円)から、資本金の0.5%に引き上げる。

 

金融会社は顧客に対し当座口座、小切手サービスも提供できるようになる。銀行間資金移動のジャイロ、ネッツ(NETS)など電子的決済機構への参加も認められる。

 

規制緩和と並行して、MASは金融会社に統治、リスク管理面の強化を求める。不動産部門への過剰融資を制限する。

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